ホームに戻る > スレッド一覧 > 過去ログ > 記事閲覧
[865] 悠長なことを言っていられない認知症ドライバー問題
日時: 2018/01/10 12:20
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:6S1uIYOw

前橋市内で9日朝、登校途中だった自転車の女子高校生2人が同市下細井町、無職、川端清勝容疑者(85)の運転する車にはねられ、重体となった事故。容疑者は「気がついたら事故を起こしていた」などと供述している。

一方男性の息子の妻(56)によると、認知機能に不安があるなどしたため、普段から車を運転しないように伝えていたという。車で外出しようとしたのでいったんは止めたが、目を離した隙に出掛けてしまったといい、「あの時に鍵を取り上げていればよかった。(被害者が)大変心配」と涙ながらに話した。

認知症だからといって運転ができないとは限らないとか、認知症の人にも運転する権利があると言ってるあなた・・・はねられて意識不明になっている二人の女子高生の家族に同じことを言えるのか?

参照:悠長なことを言っていられない認知症ドライバー問題
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/////52087480.html

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

認知症の状態で運転し人を死なせても責任を問えずと不起訴になるのが日本の高齢化社会 ( No.1 )
日時: 2018/01/12 11:21
名前: ヘルパー4級 ID:luBhP5ow メールを送信する

認知症ドライバーは”軽トラックで徘徊”した挙句に子供を殺しても責任を問えないと、裁判所が起訴すらしない以上、日本の社会では高齢者が運転する事に対する人権は絶対的に尊重され、一方で轢かれる側の人命は「運が悪かったのさ」「不幸な事故」「諦めるしか」という事で全くの轢かれ損ですね。

認知症が影響で運転の88歳不起訴 横浜の小学生死傷
https://news.mynavi.jp/article/20170412-a149/

横浜集団登校事故 認知症と判断、88歳不起訴 「徘徊運転で疲労困憊」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040102000144.html

運転の88歳、不起訴 「認知症、注意義務問えず」 港南・小1死亡事
注: カナコロのURLには禁止ワードが含まれているとして投稿できず

不起訴を受け、父親は「息子の死を無駄にしないためにも、高齢者ドライバーに対する厳格な規制作りや運転免許証自主返納制度の認知向上などを強く望む」とのコメントを出しましたが、結局、田代優君の死は無駄になってしまいました。

認知症高齢者の起こす事故は保険でカバーしようという動きがあるようですね。

認知症高齢者の事故で家族に賠償 備える保険の開発進む
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180108/k10011281531000.html

認知症徘徊事故、大府市が保険料肩代わり 全国2例目
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017123102000057.html

銃乱射事件が起きる度に、銃規制ではなくガンショップに自衛のために銃を買う人が増えるアメリカと似ていますか。いや、保険でカバーするから安心して事故を起こしなさいという事ですから、日本はアメリカより変ですね。

何とかしようという動きも無くはないようですが、

衆議院議員井坂信彦君提出高齢ドライバーの交通事故防止に関する質問に対する答弁書
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b193404.htm

そして「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」はこのような議論をしてはいるようですが
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/council/index.html#silver

役に立ちますかね。あと何人、認知症の高齢ドライバーに未成年者が殺されれば規制する方向に進むのか、あるいは何人未成年者が殺されようと高齢者が運転する権利は守られるのでしょうか。


認知症になっているのに、自分は病気だと認識できず、認知症とは絶対に認めないから運転するのではないでしょうか? 認識できるような軽度だったら、運転しませんから。

家族に止められないよう2時間早く外出 85歳の川端清勝容疑者、半年前から物損事故
http://www.sankei.com/affairs/news/180111/afr1801110052-n1.html

> 当日の9日朝、市内の老人福祉センターへ向け、通常より2時間早く
> 出発していたことが11日、関係者の話で分かった。

なんで老人福祉センターが85歳の高齢者を、送迎せずに自家用車でこさせるのか、良くわかりませんが。「高齢になり認知症でもう歩いたり自転車で老人福祉センターに行くのは無理だから車を運転しました」というのではブラックジョークにしかなりません。

今朝のおはよう日本で7:13頃「高齢ドライバーが引き起こす交通事故 家族は防ぐためにどうすべきか」が放送されました。NHKのサイトに動画等はありませんが、字起こししたものがあります。「全国の免許センターには、運転適性相談窓口が設置されているので、不安を感じている家族は、積極的に相談してほしい」だそうです。
http://o.x0.com/m/659577

国立長寿医療研究センター 荒井 由美子・長寿政策科学研究部が作成の「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」は以下から無償でダウンロード可能ですが、実際にダウンロードしてチラ見した限りでは専門用語連発で「こんなもの、国立長寿医療研究センターの研究員や認知症に詳しい医師・看護師・介護職員以外の誰が理解できるのか」と言いたくなる、認知症の教科書を要約しました的な内容で、一般の、高齢者の家族には何の役にも立たないですね。こんなものをTVで勧めている研究部長は、「一般人の人に読んでもらってわからない所があったら手直ししよう」という発想は無いようです。
http://www.ncgg.go.jp/cgss/department/dgp/index.html#tab3

とにかく…NHKの勧めは、家族が「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」を読み、免許センターの「運転適性相談窓口」相談しろ、との事でした。

車に「あなたの誕生日は?」「100から7を引くと幾つですか?」のような質問をさせて点数が低かったらエンジンがかからないようにするとか、高齢者も運転する車にはドラレコを義務とし、フラフラ運転していたら免許停止など、出来ることはありそうですが。
次々と…高齢者の自動車事故 ( No.2 )
日時: 2018/01/12 11:58
名前: 風来坊主CM ID:D2nA1ELo

無免許の91歳男、1歳女児はねて重傷負わせた疑い

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000029-asahi-soci
自動車製造会社の規制に期待したい ( No.3 )
日時: 2018/01/12 12:19
名前: pinko ID:kBI088lw

 個人の尊重(人権)はわが国の骨格をなしている最重要な権利です。そのため、他の人権と調整が度々問題になります。
 この人権の話をしてしまうと長くなってしまうので、端的に書きます。

 認知症の状態によっては検察が不起訴にしているのは、本人に責任を負う能力がないと判断しているからです。我が国の有罪率の高さは有罪となるだろう事件を検察が起訴しているからだと言われています。

 一方で、民事上の責任も過失責任を原則としており、責任を負えない人に損害賠償請求をすることは困難です。

 最近、認知症高齢者の起こす事故について保険でカバーしようという話が出ているのは、本人に損害賠償請求の追求ができないという点や監督義務者とされた者に対する追求は酷である場合もあるという点などによる不利益が被害者にないようにするためという目的があるからです。

 国家権力が国民の行動に制限をかけることについては、立法での議論や司法のチェックに期待します。

 自動車運転に関して、masaさんが書かれているように自動車を動かす際に一定の認知テストをさせるという機能を付けることはよいように思います。
 また、自動運転の性能が上がり、危険運転を機器が認識したら安全に停車させるであるとか、運転をサポートするであるとか、カメラやレーダーの機能が向上しているのでできそうです。

 国の規制が入る前に、自動車製造会社の自主規制として採用できそうですが、メーカーはそういった技術に積極的なのでしょうか。

 自主的に免許を返納して自動車運転をやめる制度を積極的に普及させるためには公共交通の充実とバス代、電車代、タクシー代などの助成制度の充実が必要です。都会の人は困らないかもしれませんが、大多数の人は自動車が無ければ生活に困る生活をしています。生活の足である自動車を手放すためには相当の保障が必要であるように思います。それが不幸な事故を防ぐための費用であるのなら、その負担を受け入れる国民になる必要があります。
早急に国策として規制して欲しい。 ( No.4 )
日時: 2018/01/12 14:25
名前: 専門棟相談員 ID:X2SUy/s.

>国の規制が入る前に、自動車製造会社の自主規制として採用できそうですが、メーカーはそういった技術に積極的なのでしょうか。

自動車業界が自動運転やパスコードのロック機構等を積極的に進めたとして(現に予防安全技術や自動運転技術は普及に努めていますよね)、現行の車体と入れ替わるまでには20年スパンでの時間が掛かるでしょうし、若い世代にとっては車体価格が上がるだけの不要な装備でしかなく反対されるでしょうから、低グレード車にも標準装備しようとすれば、メーカーの努力だけではなく、国策としての規制や補助が無いと無理でしょうね。

「危ないと言う自覚が無い」というのが一番の問題で、やっていることは自爆テロと同じなので…

被害者にとっては防ぎようもない・加害者の責任も問えない・補償も無いでは・・・ね。
大学までの教育無償化にお金を使う前に、交通の安全に予算をさいてほしい ( No.5 )
日時: 2018/01/12 14:57
名前: pinko ID:kBI088lw

 自動車製造会社の努力だけに任せていて、国が不作為の態度でいることは国民の安全を守るという点で欠けるため、”専門棟相談員さん”の書かれているとおり、国が積極的にお金を出すことは大切なことです。

 なお、先ほども書きましたが損害賠償請求についての保障として、保険の検討が自治体によってはされています。
 また、監督義務者の過失を原因として損害賠償請求をする方法もあります。

 最後に、法によってどれだけ規制したところで、自分がやっていることを認識できない人は、他人の権利を害する可能性を持っています。

 判断能力などの低下が原因とされる交通事故は、物理的に自動車が運転できる状態にあっては法整備がされてもその法を認知する力が弱っていては防ぐことが難しいといえます。

 例として適当ではないかもしれませんが、包丁は人を傷つけるために存在しているわけではありません。しかし、簡単に人の命を奪うことができます。殺人罪や傷害罪、暴行罪など人の身体を害する行為に対する刑罰はいくつもあります。しかし、いくら法によって人権が守られても、その法が利益としている内容(人を殺してはいけません)を認知できなければ意味がありません。

 責任無能力者や意思無能力者について考えるとき、本人の人権(権利)と他人の人権(権利)、社会の安全など、均衡を図るには大変難しい話になります。
ドライブシュミレーター機能を車に導入すべき ( No.6 )
日時: 2018/01/13 16:01
名前: ヘルパー4級 ID:MB/ULuvg メールを送信する

確かに日本の刑法第39条には「心神喪失者の行為は、罰しない。」とありますが、それは日本が法律策定時に参考にしたドイツ法の考え、すなわち病気の人間なんだから保護し治療しなければいけないという発想です。他の国では、病気や障害があるからといって赤子のように何の責任を問わないというのではなく、社会に出て一定の権利を享受する以上は責任も問おう、という考えの所もありますね。

家族が高齢ドライバーの事故で死んだり意識不明にされても加害者が心神喪失・心神耗弱だから「不幸な事故」として罪は許してあげる、若者が飲酒や暴走した末に起こした事故ではないのだからぜんぜんオッケー、お金さえ貰えればそれで解決、となるでしょうか? これでは銃乱射がある度に「不幸な事故」「再発防止を徹底」「銃が人を殺すのではない」「憲法で権利が保証されているのだからどうしようもない」という理屈で銃規制をする能力がないアメリカと一緒です。銃が完全に規制されていて銃で殺される人間が一年に数名 (拳銃自殺も含めれば10人を越えるようですが) の日本からすれば、重犯罪で交通事故に匹敵する死人、要するに9.11のテロで死んだ人間より多くの死者を出すアメリカ人が銃を手放せないのと一緒です。

おおとも老人福祉センターは巡回バスを運行しているようですが、容疑者の住む下細井町はカバーしていないようです。
http://www.mae-shakyo.or.jp/kourei/center/ootomo/bus/

下細井町は公共交通機関があるような場所ではありませんが、ヘルパーや宅配などが利用できず、車を運転新しなければ生活必需品が買えないというのであればまだしも、老人福祉センターで体操やらクラブ活動という、高齢ドライバーが危険を冒してまで運転して行かなければ生活に困るとは言い難い目的のために、家族の制止を振りきって自ら車を運転し、女子高生2人を意識不明の重体にしました、と。これを「運転する権利」ですとか「自動車を手放すためにはには相当の保障が必要」と論じるのは、事実誤認があると思います。

去年10月の免許更新では認知症のおそれがあるとは判定されなかったとの事ですが。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011284051000.html

低価格のゲーム機でもドライブシュミレーターというジャンルのゲームがあります。今の車は、要するに腕力や脚力でメカニカルにではなく、電子装備で動いているのだから、カーナビを画面に見立てて、ドライブシュミレーターみたいな機能をつけてはどうでしょう? 低価格のゲーム機より車はずっと高額なのだから、やりさえすればできるでしょう。それで何時間か運転しないと、キーを回すとまずドライブシュミレーターが起動し、シュミレーター上でまともに運転できなければ Game Over としてエンジンがかからない。つまり、「運転前に適正を確認し、事故を起こす状態ならシュミレーターの世界で事故るにとどめておけばいい」のでは。小学生や女子高生、そして本人や家族の人生を Game Over するよりずっといいでしょう。

さて、言うことが完全に矛盾していると思われるでしょうが、「高齢ドライバーの事故は、本当に日本の死傷事故の多くを占めるのか」という点が、マスコミ等では未検証なので、その点も念の為にざっと検証したいと思います。国会答弁によれば、
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b193404.htm

2017年の3/10-5/31すなわち73日間に75歳以上の運転者による死亡事故は93件ですから、割り算すると1日1.27人、これを365倍すると、大雑把な目安ですが「465人/年」が75歳以上の高齢ドライバーで死んでいる、となります。一方、

交通事故死、2017年は3694人 68年ぶり過去最少に
http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/04/traffic-accident_a_23323387/

だそうですから、これだと「死者の12.5%すなわち8人に1人は高齢ドライバーが起こした」となり、確かにこれだと多過ぎですね。車をなくせば交通事故も無くなるというわけにもいかず、トラックや宅配や営業車など不可欠な車が一日中、走っているのと比較し、このような不可欠な車を運転する可能性の低い高齢者の割に、死亡事故は多い、となりました。

※あくまで目安をつけるための雑な概算になります。
目の前にある問題への対処 ( No.7 )
日時: 2018/01/15 12:36
名前: 老健相談員 ID:zmUqxfgw

専門棟相談員様が仰るように、なぜ若い者が不要な装備をつけるでしょうか?

現状でも販売されているダイヤル式のハンドルロックを家族がつければいいだけの話ではないでしょうか。
社会問題になった際、当事者としてどうするのかを論じ「自動車会社がそういう装備を作ればいい」ではなく自分が認知症になった時に「判断能力を失った自分が運転できないよう自分で対処しておく」事が当たり前になる意識改革を行なう方が建設的ではないかと。
それが当たり前になれば独居の高齢者でも「人に危害を与えないため認知症になったら自分で運転できないようにしておく」という防御策になると思います。
自制できれば、社会のコストは減らせるのでしょうが・・・。 ( No.8 )
日時: 2018/01/15 13:13
名前: pinko ID:IuogNtvw

 自分が変化することと、他人を変化させることとは困難さが違います。

 他人に対しては厳しくできても、自分に対してはついつい甘やかすものです。

 当事者本人に対して内からの動機付けを求めることは尊いものですが、それは不完全になるおそれがあるため、現実社会では”社会からの制裁”といった外部からの働きかけによって制限することも少なくありません。
 そういった、人間の弱さを踏まえた社会制度の設計が期待されます。
こういった類の事故はうんざりです ( No.9 )
日時: 2018/01/15 14:32
名前: すーさん ID:h2adLn/w

前橋事故現場の直ぐ近くに住む者です。
事故現場には未だガラス片が散乱しており、壁には生々しい衝撃の痕が残っています。事故後の現場を見るだけでも相当なスピードが出ていたことが予測できます。女子高生の方は本当にお気の毒だと思います。市立○○高校の生徒さんと聞いていますが、学校までは残り数百メートルの場所。あんなことがなければ、今日も普通に通学をしていただろうにと思うと胸を締め付けられるような思いがします。公共の交通手段が十分とは言えない群馬県民の主な交通手段は車ですが、近年は高齢者が増えていることもあってか、危なかしい運転を目撃することがよくあります。決まって高齢者の方です。しかし、交通手段がないことを理由に、運転能力のない者が運転をして人を殺すことが許されてよいはずはありません。家族はそのことを十分理解し、『理解能力の衰えた者』から鍵を取り上げるべきでした。『理解能力の衰えた者』とは認知症により運転ができない状態であるといったことが自覚できないということです。ですから、強制的に取り上げるべきだったのです。こういった事故になることが十分予測できていながら、対処しなかった家族の責任は重たいです。小学生の列につっこむとか、もう、こういった類の事故はうんざりです。
家族の目を盗んで勝手に運転するような場合 ( No.10 )
日時: 2018/01/16 08:11
名前: 事務員 ID:UiR8pIMQ

本来は盗難防止目的のハンドルにはめるロックバーを付けておくくらいの対策だったらさして費用もかからないしで、お悩みの家族にはやっておいていただくといいと思いますね。
年齢制限が必要? ( No.11 )
日時: 2018/01/18 14:06
名前: sato ID:x5mMyU3A

ttps://rougoshikin.yrnetmind.net/jidoushaijihi.html
住む地域によっては、自家用車がないと不便というのもわかりますが、あまり外出しない方であればタクシー代の方が安いという試算に。出来るのであれば自動車免許に年齢制限も必要じゃないかな?と思います。

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成