副反応のない向精神薬はありません ( No.1 ) |
- 日時: 2021/12/03 17:52
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:Xh9nYvdU
- ドラッグロックとは、薬物の過剰投与や不適切投与を行うことにより、利用者の行動を制御することを指しますから、介護施設が医療機関を受診もしくは入院して処方された利用者の薬を、医師の指示通りに服薬支援して生じた問題は、ドラックロックに当たりません。
そのうえで、副反応が行動低下につながって問題と感ずるなら、薬を処方した医師に、その状況を伝えて薬剤調整を依頼するか、そうした対応がされない等で、問題が解決されないとしたら、精神科受診対応以外の、施設内での対応を模索するしかなくなります。
そもそも向精神薬で、副作用のない薬はほぼないと言っても良いですし、向精神薬や眠剤で問題解決しようとすれば、少なからず心身機能低下は予測されることですね。
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医師の処方以外で ( No.2 ) |
- 日時: 2021/12/11 16:13
- 名前: かーず ID:NfIUWqEM
- 返信ありがとうございます。
医師の処方による精神薬の服用はドラッグロックに当たらないという意見は自分もその通りだと思います。しかし、当施設が受診する精神科病院の医師は、特養の職員が対応出来るのか、出来ないのかが、精神薬を処方する判断基準の一つになっています。その為、薬の処方について、受診に同行した職員に逆に医師から相談されます。 「今の状態であれば、薬を継続しても良いし、一旦中止して様子を見てもいいけど、どうしますか?」 といった具合です。 心身機能が低下し、日中の傾眠が続き、食事量が低下しても薬の継続を希望する職員が受診に受診に同席すると、薬は継続されます。
医師の処方に以外で精神薬を服用する事は、現実的にありえない事だと思うので、そうすると、ドラッグロック自体が存在しないという事になるのでしょうか? 一つの問題提起として、質問してみました。 長文失礼しました。
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ドラッグロック以前に法責任が問われる問題です ( No.3 ) |
- 日時: 2021/12/11 16:27
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:o9BKFVZw
- そもそも医師が薬を処方する患者を診察せずに、当該患者の入所施設の職員の意見で処方箋を出していると実態は、医師法違反などが疑われますから、ドラッグロック以前の違法行為という問題ではないかと思えます。
それに加担している施設職員及び施設も、道義上の責任が問われるでしょう。
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私見ですが ( No.4 ) |
- 日時: 2021/12/11 18:15
- 名前: toki ID:PB4fBcJg
- masaさんのご指摘の通りと思います。
付け加えれば、「職員が受診に同席すると」と記載があるので、患者は受診していると推察されます。となると、医師は患者を診察しており医師法違反などはないと思われます。
医師としては、内服継続でも継続しなくてもどちらも(医療的には)問題ないと考えているのでしょう。医師に受診する前に施設としての方針を固めるのが先なのではないかと思います。
また、医師に処方された精神薬でも屯用などもあり、「医師の指導以上に短い間隔で内服させた」「処方されていない別の患者に内服させた」「現実的に対応可能な範囲であったが自分の手間を減らすために内服させた」などであればドラックロックに相当するのではないかとおもいます。
また、精神薬で心身機能が落ちるのは絶対に避けたいということが家族のご希望であれば、他の方より多めの人数を配置している施設(すなわち料金が高い施設)に移動していたらければよいのではないでしょうか。
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返信・意見ありがとうございます。 ( No.5 ) |
- 日時: 2021/12/13 09:38
- 名前: かーず ID:CZcKg1k6
- 病院受診は基本的に本人も連れて行きます。
診察もしないで薬の処方はありえまん。
施設の方針としては、精神疾患に限らず「専門医である医師の指示に従う」というのが方針です。 なので、逆に医師から判断を委ねられるとは想定の範囲外でした。
「医師の指導以上に短い間隔で内服させた」「処方されていない別の患者に内服させた」ドラックロックであると同時に犯罪レベルだと思いました。現実的にあって欲しくはありませんが、日本全国でみるとやっぱりあるのでしょうね。
「現実的に対応可能な範囲であったが自分の手間を減らすために内服させた」 これについて、意見が割れるところです。 「多くの時間を徘徊し、しかも転倒の危険性もあるから目が離せない」との本音が、「本人の転倒事故のリスク軽減」と大義名分が成り立つからです。
「精神薬で心身機能が落ちるのは絶対に避けたい」 これは家族の本音です。ただ施設から追い出されるのは困るから、「本当は嫌だけどしょうがない」と妥協してもらうしかないのでしょうか
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最後はご本人目線で ( No.6 ) |
- 日時: 2021/12/13 22:14
- 名前: ずっこけミュージシャン ID:B6MQOAw.
- 老健の支援相談員で、グループホームの計画作成担当者を
経験した者です。
結論として、ご家族様の思いを汲み取ることも大切ですが、 最後はご本人の身になって結論を出されては、と思います。
「多くの時間を徘徊し…」ておられるご本人、その時間は 気持ちよく過ごせているのでしょうか。
たとえ夜通し起きていたとしても、その夜が楽しい時間 なのであれば構わない、というのが私の考えです。
そうでないのであれば、ご本人は不安で仕方がない状況に 置かれているかもしれません。あるいはいつまでも取り去 られない苦しみの中にいるかもしれません。
ご家族様の思いは分かる様な気がしますが、ご本人は、 苦しみや不安が軽減される手段で、薬以上に有効なものが ないのであれば、欲しいかもしれません。
「ご本人がしてほしい対応」<「職員(特に管理者やリーダー、 声の大きい職員)がしたいケア」になっていなければよいの ですが…。(私が勤務していたグループホームでは、こういった ことがしばしば見られていました。組織の力学の中で、声の大きい 職員のケアが押し付けられている状況です。)
偉そうなことは言えませんが、私自身、専門職として、人におもねる のではなく、出来得る限り最後まで、ご本人の代弁者であること を目指しています。決定権を持つ職員が、どれだけ純粋にご本人の 身になれるか。そこが重要ではないでしょうか。
masaさんの言われている抗精神薬の副作用、そしてコンプライアンス をしっかりと押さえておくことが前提ですが、それさえ押さえたら とことんご本人の身になって支援したいものだな、と私は感じました。
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