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[2114] 絶滅危惧職種の懸念で基盤が揺らぐ地域包括ケアシステム
日時: 2019/05/14 12:17
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:bPVpxTB2

訪問介護サービスを支える人材の7割以上は50歳以上の人たちだそうです。この人材の枯渇ぶりを考えると民間営利事業として訪問介護を続けていくのはむずかしいですね。そしてこのサービスがなくなったとしたら、地域包括ケアシステムは成立するのでしょうか?

だからこそ元気高齢者を生活援助に特化したサービスを提供するようにしたり、ボランティアとして活動する人を増やしたりして支えると言いますが、それはあまりにも脆弱な基盤と言わざるを得ないし、現役を引退した元気な高齢者が行えるサービスということになれば、その仕事にさほど公費はかけられなくなり、介護は一段と底辺職業化しますよ。由々しき問題だと思います。

参照:絶滅危惧職種の懸念で基盤が揺らぐ地域包括ケアシステム
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52108858.html
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この収入と条件では若い人は無理 ( No.2 )
日時: 2019/05/14 23:24
名前: ヘルパー4級 ID:r8UjcvuE メールを送信する

介護労働実態調査報告書のp.42 に「なぜ登録ヘルパーは高齢化が進むのでしょうか」で詳しく書かれているので触れられていない事や感想だけ記しますが、

・p.4 で訪問介護労働者の平均賃金は、登録ヘルパーが6.5万円とあり、これは実態に合った数字である。当然、この金額では主婦が「食費の足しにする」程度。

・登録ヘルパーでは98.9%が女性、というのも、その通り。

・収入がボランティア並だから登録ヘルパーは男がやる仕事ではない。それに家事能力が主婦に比べ見劣りする傾向のある男性ヘルパーは不人気で、もっぱら高齢男性の入浴や移動・移乗要員。

・20代や30代の若い女性がヘルパーになって1人で利用者宅に上がり込むなどしたら、セクハラどころか性暴行される恐れがある。挙句に収入がこれでは、なり手がいるわけがない。40代でも高齢男性から見れば若い女性になるので、油断はできない。

・周囲で初任者研修や実務者研修を受けたという人を見かけない。「実務者研修って何?」の世界。昔にヘル2を取った人がヘルパーの主力。

・人手不足でもっと収入になる仕事があるのに、自分のお金と時間を使って初任者研修あるいはそれ以上を受けて実習に行って修了試験受けてカネにならないヘルパーになって1人で利用者宅に上がるとなると、もう罰ゲームの世界。

※初任者研修や実務者研修の制度が悪い、変えれば増えるとは主張しませんが。

・個人的には、休みは全く取れないですね。十連休どころか十連出でした。

・介護が必要になっても自分でできない事だけヘルパーにしてもらい、もう在宅じゃ無理となるまで住み慣れた自宅で暮らしてもらう方が、すぐに施設に入れるよりQOLも高く社会的に安上がり、だから軽度のうちは生活援助だけというのも価値があると私は考えますが、身体介護以外は価値を認めない風潮は、結局は損になると思いますが。

・ヘルパー不足で施設に入る、という状況もあり得ますね。特に過疎地や山間地では。自家用車でガソリン代を出さないと訪問先に行けないとなると、無理。

私は平均的な意見と異なり、ヘルパー以外に無資格あるいは簡単な講習で買い物だけしてもらう人あるいは宅配サービスの利用を進めてもいいかな、と思います。また、冷凍弁当をストックしておいてレンチンして食べる、もありだと思います。今は冷凍食品も進歩して不味くはないし、手間な糖尿・腎臓食も対応が容易。「ヘルパーが買い物して料理して提供してくれた時代もあった」なんて事になるかも。
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