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[775] ロボットには代われない役割がある
日時: 2017/11/03 08:16
名前: がってん介護 ID:rRSiIHWs

 お寿司業界に寿司マシーンが導入され、回転寿司業界は軒並み成長を遂げておりますが、それでも板前さんと旬の魚やうまい日本酒について語らいながら、握って頂くお寿司は最高ですね。
 ホリエモンの『介護業界はロボットで十分』的な発言が物議を醸しておりますが、板前さんしか味わえないお寿司があるように、ロボットには代われない、介護職の良さや誇りがあるはずなんです。
 それを世間に伝えたくつぶやいてみました。失礼しました。

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使い物になる介護ロボットがあればとうの昔に普及しています ( No.10 )
日時: 2017/11/11 22:24
名前: ヘルパー4級 ID:odyvT9fw メールを送信する

ホリエモンさんは、最近ではJアラートに関し「シンガポールにいたからあのクソJアラート鳴らなくてよかった。あの安眠妨害装置なんとかならんのかな呆」とつぶやいたとの事ですが、ホリエモンさんがつぶやいたから日本政府はJアラートはクソと判断し廃止しなければいけないという理屈にならないのと一緒で、介護の件も反応し過ぎだと思います。介護は誰でもできてロボットに置き換わるというのが事実なら、ホリエモンさんが介護職員をロボットに置き換えた特養を作って自分が施設長をして巨額の収益をあげてビジネス界の頂点に復帰すればいいだけの話であり、それが実際にはできないなら、できるまではホリエモンさんの主張は「口だけなら何とでも言える」の1つに過ぎません。

ロボットに期待している人は、このような問題点がある事を理解できていない人が多いと思います。

ロボット推進事業関係者が語る、「介護ロボット」が普及しない理由
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1505/14/news027.html

介護ロボットの普及率はどのくらい?普及を阻む3つの要因
https://kaigorobot-online.com/contents/66

寿司を握るロボットなら、誤動作しても客に出せずに廃棄する寿司を作って損したというだけの事ですけれど、介護ロボットの場合は「誤動作・誤操作=死」に直結するので。人間が操作するリフターでも死亡事故が相次いでいますが

介護リフト事故多発 10年で4人死亡、24人負傷
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H0P_Q5A330C1CR0000/

これを人間の頭脳で操作するのではなく、応用力の無いロボットのコンピューターにやらせるようになったら、死ぬのは「毎年4人」程度じゃ済まないでしょう。

移動介助だけでも死者累々になるのが目に見えていますから、入浴・食事・排泄介助のロボットも、もし試作されたら、やはり死人が積み重なるでしょう。

でも将来に安全に配慮した介護用ロボットができ量産が可能になったとしたら、既存の産業用ロボット
http://www.mekatoro.net/mechatro_parts/vol3/pdf/P03-283.html
より遥かに高い信頼性と安全性が求められるので (100kg を軽々と持ち上げて運べるほどの力のあるロボットなら、人間を圧死させる程度は簡単) やはり1台何千万円クラスになるでしょうし、誰が介護現場ごとにコントローラーのプログラムを組んでテストしてデバッグするのかとか、介護ロボットのオペレーターの訓練もありますし、メンテナンスコストもかかりますし、家電製品のように製造終了後7年で修理できなくなるのかどうか分かりませんが (開発メーカー倒産すれば即アウトですが) いずれにせよロボットも10年たたずに更新しなければいけません。すると、ロボット導入がコスト削減どころか施設が潰れる莫大なコスト増加にしかならない。

「でも人手不足だから介護ロボットを導入する以外に無いじゃないか!」な考えの人は、このあたり↑が分かっていないですね。

> 自分の便の始末をしてもらうのは気が引けると思うし

ええ、でしたら全自動排泄処理装置をお求めください。
http://waki-kenko.jp/h1-05/

こういうのはロボットとは言わないと思いますが、こういうのも介護ロボットの仲間に入れないと、それこそ喋る人形やペット型のオモチャ的な物を「認知症に効果」と強弁した物しか介護ロボットは無いですね。

結局のところ介護職員を無用にできるロボットは現状では無いし、近い将来にできるか、ですね。産業用ロボットは既に良い物があるし、将棋や囲碁は人が勝てなくなってきています。音声認識とAIを組み合わせた物は低価格の商品が続々と出ています。こんな感じて介護ロボットも間もなく、と考える人もいるでしょうが、私は大きな隔たりがあると考えます。理由は、モノやAIではなく「ヒト」が相手だから。産業用ロボットの動いている所を見れば一目瞭然ですが、溶接や組み立てや塗装などのあらかじめ決められた通りの繰り返し作業をしていて周囲にはロープが張ってあって人は立入禁止です。入れば死にますので。ところが介護ロボットは仕事の複雑さが産業用ロボットと比較にならないほど多岐多様な上に、産業用ロボットでは危険なので近寄るのも厳禁な「ヒト」を介助するのが仕事という本質的な差がありますし、「バグ=死」という問題もあります。それで、幾ら「将来はできる」と言った所で、いまプロトタイプぐらいは出来ていなければ、「少なくともあと5年は実用・量産は無理だな」と考えるしかありません。

個人的には、日本語力には少々難ありでもロボットより遥かに使い物になる海外からの技能実習生が、いわば安上がりな労働力に使われるのではないかと危惧しています。厳しいコスト削減圧力のかかる牛丼チェーン店では外国人が普通に働いていますが、介護も給付削減の対象にしかならなそうですから。

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