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[763] 第24回社会保障審議会介護給付費分科会介護事業経営調査委員会の資料がアップされました。
日時: 2017/10/27 09:03
名前: ina ID:YuRkjfIk

ttp://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182533.html

全サービス平均収支差率 3.3%(前回比△0.5%)

介護老人福祉施設1.6%(前回比△0.9%)

訪問介護4.8%(前回比△0.7%)

通所介護4.9%(前回比△2.2%)


そして、本格的な議論が始まります
10月27日(金)平成30年度介護報酬改定に向けて(基本的な視点、地域区分、福祉用具貸与)

11月1日(水)平成30年度介護報酬改定に向けて(訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護)

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訪問介護の生活援助のヘルパーの要件緩和は今日の審議会でほぼ決定 ( No.6 )
日時: 2017/11/02 13:37
名前: ヘルパー4級 ID:1the3yxc メールを送信する

みなさんどうか以下をご覧ください。

訪問介護の生活援助、ヘルパー以外も可能に 新研修が要件 報酬減が焦点
http://www.joint-kaigo.com/article-5/pg55.html

厚生労働省は1日、訪問介護の生活援助を中心としたサービスの担い手の資格要件を来年度から緩和する方針を固めた。新たに創設する短時間の研修を修了すれば、ホームヘルパーでなくても提供できるようにする。人材の裾野を広げることにより、慢性的な人手不足の解消につなげていきたいという。介護報酬改定に向けた協議を進めている審議会で提案し、委員から大筋で了承を得た。

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Jointの報道によれば、新たな研修は、来年度から実施する方針の「入門的研修」とは別で詳細はこれから詰めるそうです。

結局これで、介護福祉士以前に

・実務者研修
・初任者研修
・訪問型サービスA用の緩和された基準すなわち、自治体任せの半日から2日の講習会
・前からやると言っていた入門者研修。もとより無資格でも働ける施設で介護補助だか介護助手を始めるのにお上が”参入しやすくするために作ってさし上げた”ありがたい研修。
・介護者の生活援助ができるようにするために認知症や観察を重視した訪問介護の給付抑制を狙った研修。名称未定。

と、勘弁してくださいと言いたくなる乱立ぶりとなりますか。かねてより、入門者研修は修了テストが無いから極論言えば寝てても修了するのに、理解確認テストで合格しなければ追試や補講となる初任者や実務者研修と、単位を読み替えるのは制度設計上おかしいと思っていましたが、どうするのですかね。

新たな研修とは、生活援助に特化し、身体介助を一切省いて、認知症対応やADLの低下に気づく事を加えた内容でしょうか。いずれにせよ、誰が自分のお金と時間を使って名称未定の研修を受けて今のヘルパーより安い賃金で生活援助で働くと思っているのでしょうか。そのうち「生活援助のヘルパーは儲け過ぎ」「財政は一層、逼迫」と言い出して、さらに報酬を抑制するのでは。これなら家政婦で働くほうがよほどお金になりそう。

追記:登録が必要ですが、こちらの方が詳しい内容が出ています。

介護給付費分科会で訪問介護などの論点を提示
「生活援助中心型」の新資格要件、集合住宅減算の減算幅を強化へ
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/report/t280/201711/553461.html

○生活援助中心型サービスの報酬は介護福祉士と新研修者が提供する場合で同額とする。

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だそうです。給付抑制ありきで進んでいますね。これでは

サ責:ヘルパーの鈴木さん、今月も山田さま宅の生活援助をお願いします。やる事は先月までと一緒、時給は○割カットで
ヘルパー:嫌ですよ! 3年やって介福も取ったのに新研修者と時給が一緒だなんて。生活援助なら新研修者に行ってもらってください、僕は身体介護をやりたいです。
サ責:でも生活援助は給付が低過ぎて誰も新研修なんて受けないの。生活援助をしなかったら死んじゃうでしょう? だからお願い。

といった話になりそう。まだカリキュラムさえ決まっていないのに、大急ぎで初任者&実務者研修の内容を切ってつなげて書き足してテキスト作って印刷して認可して養成施設で体制を整えて申請出させて許可を出し生徒を募集し授業を終え新研修の修了1期生が誕生するのは来年の…春とかは絶対に無理ですね。来年度中も危ういのでは。いずれにせよ生活援助の給付が削減する時までに新研修者が大勢揃っている可能性はゼロ。介護財政より介護政策の方が先に破綻しています。

さて、11月8日はこのように給付を抑制しようという流れが通所系に訪問リハ、看多機に及ぶのでしょうか。

「第150回社会保障審議会介護給付費分科会」を開催します
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182995.html

追記その2:

担い手拡大 厚労省、研修制度新設へ
https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00m/040/093000c

新設する「生活援助中心型」の研修は、来年4月から開始予定。(中略) 今年度中に研修時間数などを決める。

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もう笑うしか無いですね。時間はおろか名前すら決まっていない研修制度を今年度中に決めて(どうせ3月ごろまでぐだぐだといじくり回して内容が最終確定しないでしょう。考えなしに泥縄で始めた物はなんべん修正しても駄目)来年4月から生活援助の報酬は新研修者に合わせて削減、しかし"新研修を開始するのは来年4月から"。都市部では新研修をいち早く始める養成施設も登場するかもしれないけれど、全国津々浦々まで新研修が開催可能になるのに2-3年はかかりそう。だいたい賃金を下げた”準ヘルパー”になりたいという受講生など集まるのか。受講する時間でバイトした方が収益になるし、そもそも受講後もバイトの方が高収入でしょう。都市部で生徒が集まらなければ地方の養成施設は採算が見込めずに開催しないのでは。後は県の社協に開催を無理強いするしかなさそう。

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