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[2103] 人員配置規準の緩和政策が進められようとしていますが、それが人材確保策になると思いますか?
日時: 2019/05/09 12:36
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:YIQBL0/E

自民党の厚生労働部会でテクノロジーの活用による介護施設の人員基準緩和が提言され、厚労相も「より少ない人手でも回る現場を実現する」と宣言しました。先の財政審資料にも生産性向上に向けたインセンティブ強化のため介護ロボット等の設備導入を促進する報酬格差・配置規準格差を設けることが提言されています。

しかし本当に現在活用されている介護ロボットやICTを活用して人員配置の緩和ができるのでしょうか。それを行うことを現場の関係者は望んでいるのでしょうか。僕はそうではないと思いますし、人材対策としてもそれは有効な対策ではないと断言します。下記参照ください。

それにしてもこの件に関する一連の言動で、小泉進次郎って全然わかってない偽物だってことがはっきりしました。政治家としての器が浅すぎます。

参照:人員配置基準緩和で喜ぶ職員なんて存在しない
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52108217.html
メンテ

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竹槍戦車 ( No.5 )
日時: 2019/05/10 00:04
名前: ヘルパー4級 ID:CZpyeVjo メールを送信する

多くの資料で引用されている「介護分野:特別養護老人ホームでは、平均では入所者2人に対し介護職員等が1人程度の配置となっているが、ICT等の活用により2.7人に対し1人程度の配置で運営を行っている施設あり。」という文面の根拠が示されていないのが気になりました。

※このパワポ、作成を中国に請けさせている感じですね。漢字が日本の漢字じゃない。

2040年を展望した社会保障・働き方改革 p.1
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/301030/shiryou2-1.pdf

介護・認知症領域における取り組みについて P.29
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000478774.pdf

p.100
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/301030/shiryou3-1-5.pdf

だから「ICT等を活用すれば配置基準を下げられるのだ、導入せよ!」という論法なのでしょうが、調査内容に信用のおけない事で実績を積み重ねている厚労省の事もあり、単純に「2.7人に1人の施設もあるであろうが、それはICT等の活用が理由ではないだろう」と感じます。ICTによらずとも平均介護度を下げる等で作為的に2.7を達成する事は容易でしょうし、壮絶ブラック施設を決め込んでも達成は可能でしょうから。

だから「ICT機材を買え。そして効率化を達成せよ。給付は下げるからな」という事でしょうが、「本当に省力化&効率アップ&経費削減になる優れたICT等なら放っておいても普及する」のであって、こんな恫喝・押し売りまがいの事をしてICTを導入させる必要など無いはずです。ICTやロボットがさして使われない理由は一つしかありません。

「使い物にならないから」

です。産業界が介護現場で使い物になるICTやロボットを開発できないのは介護側の責任ではなく、使い物にならない物をICT土建工事のように押し付けられてこれで職員減らせ、入れないとひどい目に遭わせるぞと無茶を言われても困ります。まるで第二次大戦中に竹槍を渡されてこれで戦車を撃破せよと言われるようなもので、介護現場にゴミやガラクタは要りません。

こんな意味のない議論を税金をもらってやっていないで、早く産業界が、例えば1台で職員3人分の働きをする、食事も入浴も排泄介助もできる、本当に使い物になる介護ロボットを低価格で大量生産すればいいだけの話です。それができないなら、ロボットを活用して省力化も無理ですね。それなのに「センサーロボット」とは笑いが止まりません。あれ、ロボットと呼ぶのですか。ただのセンサーでしょう。現代の竹槍ですね。
メンテ

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