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[3029] 特別養護老人ホームで身寄りがない方の看取りケアについて
日時: 2020/08/30 11:33
名前: なんちゃって科長 ID:4LyMcnsc

特別養護老人ホームで身寄りがなく、成年後見人がついている方の看取りケアについて、質問です。当該ご入居者については、近い将来、看取りケアに移行するような状態の中、入居当初から認知症等で、延命処置の同意や看取りケアの意向が確認できていません。又、成年後見人についても、いずれの同意や意向については、「代理しかねる」とのことです。現場職員としては、年齢も100歳を超え、これまでの関係もあり、「施設で看取ってあげたい」との想いでケアをしているのですが、いずれの同意や意向確認が取れていない中、その進め方に迷っています。同様のケースを経験した方がいらっしゃったら、ご意見をいただけると幸いです。
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終末期のケアとして唯一取り得る方法としての施設サービス計画書の同意は、成年後見人の責務です ( No.1 )
日時: 2020/08/30 12:54
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:THulCrig メールを送信する

成年後見人には、延命治療を行うか・行わないかという判断はできませんので、そうした意味での同意は不可能です。

しかし医師が終末期と診断したうえで、医療機関を探しても終末期で治療の必要性がないので入院ができないという理由で、施設で最期までケアする計画を立て、それに対する同意をいただくことは、通常の施設サービス計画書の同意と同じで、成年後見人の義務範囲です。

認知症で身寄りのない方の場合で、成年後見人が専任されている人の場合、こうした方法で看取り介護を行っているケースは数多くあります。

死後の財産処理などを行政が行ったケースであっても、その前の看取り介護をこうした方法で処理し、何も問題とされていないケース・・・というか、こうした方法しか取れないケースがたくさんあるということです。
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追伸〜だからこそ踏まえておきたい人生会議の重要性 ( No.2 )
日時: 2020/08/30 13:18
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:THulCrig メールを送信する

こうした判断は、対象者が終末期になった時点で話し合って決めようとしても、差し迫った状況に対応できませんので、だからこそ終末期になる前から、「人生会議」という過程を何度も踏んで、施設側・成年後見人が医師や看護師等の意見を聴きながら、利用者本人の推定意思に基づく最善の判断ができる下地を作っておくことが大事になります。

看取り介護は手続きではなく、人生最期の暮らしを支援する行為そものもなのですから。
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考えが整理できました。 ( No.3 )
日時: 2020/08/30 15:20
名前: なんちゃって科長 ID:4LyMcnsc

ありがとうございます。考えを整理することができました。在宅同様、施設サービスにおいても人生会議の大切さを感じるところです。如何せん、手続き化してしまいやすいのですが、入居時、あわよくば在宅からきちんとケアパスできる継続性のあるケアの提供に取り組みたいと思います。
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身寄りのない認知症の方が増える社会の人生会議 ( No.4 )
日時: 2020/09/02 12:21
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:YEw/xoEU メールを送信する

ここに書いた考え方をブログ記事にまとめてみました。

3.11から来年10年目を迎えるこの国では、あの大震災で家族を失って孤独に暮らす人たちがどんどん高齢者になっていきます。東北にはそんな人がたくさんいるはずです。

そういう人たちが人生の最期の瞬間まで、「いろいろあったけど、この国に生まれてきてよかった」と思えるように私たちはかかわっていく必要があります。

人生会議をはじめとした終活と、そこからつながる看取り介護は、誰かの人生の最終ステージ迄、私たちがその人たちの心の支えになって寄り添うことが求められる大事な過程です。誰かのあかい花になれるように、最期まで真摯に関わりたいものです。

参照:身寄りのない認知症の方が増える社会の人生会議
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52125860.html
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