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[648] 人材不足対策として進路指導担当者への情報提供研修が求められるのではないでしょうか
日時: 2017/08/15 12:11
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:YySBg7CI

高校の進路指導担当者向けの研修を開くことが人材確保には必要です。進路指導者が介護職を目指す生徒に、思いとどまるように説得する状況がみられる限り、この国の介護の未来はありません。

本日更新のブログ記事「進路指導担当者への情報提供研修の必要性」を参照ください。
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52079417.html

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『教師なんて仕事を目指すのはやめてしまいなさい』と言ってやりたい ( No.1 )
日時: 2017/08/15 16:49
名前: カモンテツオ ID:hCoQjAmQ

ネットにはこういった類の質問があふれている現実。
※一部抜粋
高校生です。同級生には介護福祉系の学校への進学を希望してる人もいますが、
進路指導で先生から、
「これから何でもできる可能性があるのに介護なんてもったいない」 「若いうちから身体壊してどうするの」
「介護の仕事なんてリストラされたおじさんがやるもんだよ」
などと止められる人が結構いるみたいです。
同じように親から反対される人もいるみたいです。

実際介護は若い人がやるにはもったいない仕事なんですか?
こんな記事もあります。 ( No.2 )
日時: 2017/08/15 16:53
名前: カモンテツオ ID:hCoQjAmQ

こんな記事もあります。こう言われていると思うと本当に悲しい。

タイトル通り、担任に将来なりたい職業を否定されました。
昨日の、個別進路相談の時に、将来なりたい職業が介護士になりたいと言うと、猛反対されました。介護士なんて汚い職業だ。お前はOLや保育士みたいにもっと似合う仕事があるはずだと言われました。

私も小学校からの夢を否定されてショックだし、がっかりしました。てか、夜は思い出して泣いたし、、、
高校の進路指導担当者向けの研修なら既に国が音頭を取って行われています ( No.3 )
日時: 2017/08/16 00:21
名前: ヘルパー4級 ID:3nR7VnzI メールを送信する

● 介護人材確保地域戦略会議(第4回)(H28.2.1) 資料4−1
介護の仕事に対するイメージアップのための取組について - 厚生労働省
平成28年2月1日 鳥取県福祉保健部長寿社会課

高等学校の進路指導担当教諭に対する介護の仕事の説明会
〈事業の目的〉
高校の就職担当教員や専門学校就職担当職員を対象に介護の仕事説明会を実施することで、介護現場の現況、将来像(スキルアップ)等について理解を図り、介護職へのマイナスイメージ払拭と、県内の福祉関係への就職につなげる。
〈実施主体〉 鳥取県老人福祉施設協議会
〈参加対象〉 各圏域

●若者の参入促進のための取組 - 厚生労働省
(各県の取り組みを紹介)

●「目指せ介護のイメージ向上  若手確保へ自治体」 47News 2014.10.27
(記事内容は割愛させていただきます)>

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ですが給与と待遇のアップ無しにイメージだけアップし、若い人をいわば騙して介護分野に就かせれば人材不足は解消、となりますかね。高校の進路指導担当者向けの働きかけをした結果がこれですから、既に結果は出ているようにも思います。

極論を言えば、介護職員が公務員並の待遇だったら、若い人はこぞってなりたがります。
介護福祉士の養成校、入学者が過去最少に 定員数・充足率も最低を記録 ( No.4 )
日時: 2017/08/21 11:41
名前: カモンテツオ ID:QMbr/ciQ

介護福祉士の養成校、入学者が過去最少に 定員数・充足率も最低を記録
http://www.care-mane.com/news/8563?btn_id=topics-news&CID=&TCD=0&CP=1
留学生の増加は人材難を救うか? ( No.5 )
日時: 2017/08/21 13:01
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:leVCVp/2

その一方で、外国人留学生の入学者は増えているのですが、基盤となるこの国の若者にそっぽを向かれては、どうしようもないですね。

参照:留学生の増加は人材難を救うか?
http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/////52079454.html
フィリピンの介護人材は日本には行かずカナダへ行く ( No.6 )
日時: 2017/08/22 14:34
名前: ヘルパー4級 ID:/5PlegSA メールを送信する

フィリピン人は英語ができる人が多いです。日本は、介護現場で働く間は在留資格を与えるように法改正を行いましたが、実はカナダの方が遥かに好条件です。2年、住み込みで介護ヘルパーをやれば永住資格が申請できると主張する情報が多く見つかります。(若干、条件が厳しくなったという情報もあります)カナダは人口が少なく、高齢者のお宅に住み込みで介護ヘルパーをやってくれるカナダ人の若者は足りていないそうです。

Live-in Caregiver Program
ttp://www.cic.gc.ca/english/work/caregiver/index.asp

さて、あなたがフィリピン人だったとしましょう。あなたなら、日本とカナダのどちらで介護の仕事をしたいですか?

条件:日本/カナダ
給料:全産業平均月収の9万円ダウン/日本の全産業平均月収と同じ位は貰える
言語:日本語を学び漢字も読み書きできないと仕事にならず介護福祉士にもなれない/英語でOK
入管:介護で働かなくなったら在留資格を剥奪する/2年働けば永住申請可で他の職種に移っても良し

ベトナムの若者は介護に来てくれているようですが、「カナダの方がずっと条件がいい」との情報が伝われば、どうでしょうかね。

Newsweek にこのような記事がありましたが、『日本の先進国陥落は間近、人口減少を前に成功体験を捨てよ』
ttp://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8155.php

日本はもう、外国から若い人が来てくれる国ではなくなるでしょう。「金の切れ目が縁の切れ目」なわけでして、魅力的な賃金が出せないのに移住して働こうという奇特な人はいません。円安もあるので、母国に送金すると見劣りするのもマイナスです。

「だから今いる介護の人材を大事に」「潜在的介護福祉士がまた働く気になる待遇を」と言いたい所ですが、本質的に介護は利益を生み出すわけではなく、社会的にはコストがかかるだけですので、コストダウンしか評価されません。「介護にお金なんか払いたくない」から「介護職員は低賃金で働け」「自分は介護の仕事などするものか」「でも親や将来の自分は大事に介護しろよ」という本音・エゴばかりが目につくので。
「第145回社会保障審議会介護給付費分科会資料」より ( No.7 )
日時: 2017/08/24 10:26
名前: ina ID:ZyLZyZvI

参考資料5-2より

介護人材確保対策の抜本強化に向けた提言

1 多様な人材確保と人材育成
(1)介護への理解とイメージアップ
将来を担う子どもたちやその親、教育関係者をはじめとする国民全体を対象に、介護に関する正しい理解が進むよう、メディアの活用や全国的なイベントの実施などによるイメージアップを図るとともに、小・中・高等学校(特別支援学校も含む。)における授業に介護の時間や体験授業を組み入れるなど、文部科学省等とも連携して理解促進を図ること。

また、潜在的な介護有資格者呼び戻しも視野に入れて、全国的な広報の取組を行うこと。

さらに、若い世代からの介護職参入を促進するため、介護福祉士養成施設を卒業して介護福祉士等の資格を取得する場合には、科目免除をする等のインセンティブを検討すること。



厚労省のサイトには載っていない胸に突き刺さる意見 ( No.8 )
日時: 2017/08/24 22:29
名前: ヘルパー4級 ID:2w60bhDw メールを送信する

第145回社会保障審議会介護給付費分科会からの紹介、ありがとうございます。私も資料に目を通してみました。

p.21 「介護人材の賃金の状況」を見ると、「夢も希望も無い」といったところですね。
ttp://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000175117.pdf

ホームヘルパー 25.4万円
福祉施設介護員 26.9万円
全産業 40.8万円

※入門研修に関しても、年間3万人だの高齢者がこぞって介護分野に参入だの、夢物語が散りばめられています。

p.16 の「居宅サービス事業所におけるICTの導入に向けた取組状況」も、何だかな感が強いですね。オランダの“ビュートゾルフ”みたいに、タブレット1つで1人1人が請負いで仕事できるぐらいに、請求の事務作業の煩雑さを解消しなければ。複雑怪奇で難解な制度をそのまま温存して、ITCで解決しようという発想がおかしい。
ttps://www.kango-roo.com/sn/a/view/1441#6

問題なのは、厚労省の資料には載っていない、本音でされた議論です。ここで、胸に突き刺さる意見が出されたようです。

介護職員処遇改善加算のIVとV、2018年度改定で廃止に向け検討—介護給付費分科会
ttp://www.medwatch.jp/?p=15366#i-2

個人的に訪問ペルパーをやっていて悲しいのは、生活保護のお宅より明らかに使えるお金が少ないと感じる時ですね。

一方、一層の低予算を目指した総合事業ですが、案の定というか当然の結果になっていますね。

軽度介護 自治体45%苦慮 住民ら担い手確保難しく
ttps://mainichi.jp/articles/20170819/k00/00m/040/036000c

軽度介護の担い手不足、地方で深刻 京都、都市部と格差
ttp://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170819000159

私としては、待遇アップ無しにイメージだけアップした所で人材不足は解消しないと思います。
学校関係者はなぜ介護だけで、他産業からみたら不公平になると見方をされていました。 ( No.9 )
日時: 2017/08/28 12:23
名前: 新米施設長 ID:4BcU2HPc

以前に、中学校・高校に訪問し、企画を持ちかけたことがあったとのです、その時の感触として、なぜ、全産業人手不足なのに、介護だけ特化して求人について行う必要があるのか?他の業界からみれば不公平になるといわれたことがあり、とても壁が高いなと感じたことがありました。このことについては国が強く手動していただき、masaさんが言われる説明会が開催されてほしいです。
国は主導していると思います ( No.10 )
日時: 2017/08/28 22:47
名前: ヘルパー4級 ID:/GhMWDPc メールを送信する

説明会をすれば増える筈だと解釈すべきか、説明会をした結果がこれなのだと考えるべきか、ですが、厚生労働省の「若者の参入促進のための取組」の14枚目 (p.103) から「進路指導担当者に対する理解促進・魅力発信の取組事例」として、34の都府県の取り組みが紹介されています。
ttp://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/document5-3.pdf

介護職員数は毎年、増加しています。
ttps://www.fukushi-work.jp/toukei/

若者が減っている状況で要介護者が急増している。残念ながら、今の待遇で、教師が説明さえすれば若い人がこぞって介護の道を選び、要介護者の増加のペースを上回るとも考えにくいです。

以前にフィリピンの介護人材は遥かに好条件のカナダへ行ってしまうという話をしましたが、今度はインドネシアの介護士は母国に帰ってしまうという話です。バブル景気の飛ぶ鳥を落とす勢いの頃の日本の経済のイメージが固着化し現実が見えない人が多いようですが、今やインドネシアも経済発展が著しく、EPA 候補生で日本に来るような優秀な人は、インドネシアでもそれなりの給料が稼げるようです。それで、やはり母国で働くほうが、となるようです。
ttp://www.huffingtonpost.jp/foresight/foreigner-nurse_b_5795004.html

今、養成校にベトナムの留学生が増えているようですが、逆に、フィリピンやインドネシアの留学生は養成校には来ていないのでは。フィリピンの人なら、金を払って2年学ぶ位ならカナダで金を貰って2年住み込みで介護して永住権を貰うほうがいい。ですから養成校に来るのは「英語のできない、アジアでも収入が少ない途上国の若者」だけでしょう。他にはミャンマーとかラオスの人なら来てくれる可能性あり。後は漢字が解る中国の若者が来てくれるかで養成校留学ルート人材の人数も変わるでしょう。

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