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[884] 特定施設が準備すべき福祉用具等について
日時: 2018/01/21 17:45
名前: セブン◆5Lb1yT2BQE ID:DdhF9l5g

一般型特定施設入居者生活介護の施設長をしております。

特定施設が準備すべき福祉用具等は、明確に決まっていないため、迷っている部分があります(老企52号と老企54号は既読)。そこで、皆様の施設では具体的にどうされているのか教えていただけないでしょうか。

1、杖(福祉用具貸与対象外の物)・シルバーカー。福祉用具貸与の対象外であり、かつ独占的に使われる物であり、また入居時点で既に所有されている方が多いので、入居後に必要となった場合も本人購入で良いのではないかと思っています。

2、防水シーツ・臥床時の体位保持や拘縮予防のために使用するクッション。衛生面を考慮して、本人購入で良いのではと思っています。

もちろん、施設備品を使っていただくこともありますが、本人購入をお願いしても良い物と考えます。皆様のお考えを教えてください。

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施設側の都合の良い判断は怪我の元 ( No.1 )
日時: 2018/01/22 09:33
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:qT/Nt1og

福祉用具というより介護用品は、基本的に施設(特定施設・グループホームも同様)が用意すべきものです。ただし入所者等の自由な選択に基づくものについては、事前に十分説明して同意を得られれば自己負担させて構わないということになります。よってある特定介護用品を施設側が、利用者専用と決めつけて、入所者に対して一律に提供し、すべての利用者からその費用を画一的に徴収することは認められないとされています。

よって
1についても、基本的なものは施設が準備すべきで、あくまで利用者自身が個人専用を希望する以外は自己負担させることはできません。「また入居時点で既に所有されている方が多いので」というのは理由になりません。使っていたものを入所後も使いたいので、施設で準備する必要がないと利用者が言えば、それは認められます。

しかしシルバーカーいついては、歩行補助器として利用する介護用品で、それを施設が同じものを準備すべきかといえば、それは別問題です。歩行補助の機器を準備しておれば、施設入所後はそれを使ってくださいと要求することは有りで、それでもなおかつシルバーカーを利用したいと希望する人については、それは利用者本人の希望で個別に使ってくださいと購入を求めて構いません。

2については、施設の介護の一環として必要なものなので個人負担不可です。「衛生面を考慮して、本人購入で良いのではと思っています。」というのは理由になりません。ただし介護用品の性質上、衛生面を考慮して、個人別に使うという判断はあっても、それは施設側のサービスの質を高めるという方向で考えられる問題であり、費用負担の理由にはできません。

参照:老企54号の解釈について(北海道通知)
http://www.ryokufuu.com/backnumber/rouki54gou.html

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